■ VHH Screening Service
VHHスクリーニングサービスは、主にバイオ・ライフサイエンスの研究機関を対象に、VHH抗体ライブラリを使った抗体スクリーニングの試験受託を行っています。
バイオパニングからELISA活性評価、遺伝子情報解析までの基本操作を1試験とした試験パッケージを分かりやすい価格体系とスピーディな対応で提供致します。試験相談から実際の作業まで日本国内の拠点にて行っており、スムーズなご案内が可能です。
また、上記試験パッケージの他にもご依頼主様の希望に沿ってVHH抗体ライブラリを使用した試験デザインもお受けします。試験の詳細・相談につきましては担当より直接ご説明させて頂きます。
コンタクトよりお気軽にお問い合わせください。
□ VHH抗体とは?
VHH抗体
ラマ、アルパカ等のラクダ科動物はH鎖(重鎖)とL鎖(軽鎖)で構成されるIgG抗体の他に、約20%~40%の割合でH鎖のみで構成される重鎖抗体を保有する事が報告されています。その重鎖抗体の抗体可変領域(抗原結合領域)が「VHH抗体」と呼ばれる部位です。
重鎖抗体が通常のIgG抗体に比べ半分程の分子量であり、更にその一部分であるVHH抗体は、IgG抗体の10分の1程の12~15kDaといった低分子量の構造を持ちます。熱やpH、変性剤による影響からのリフォールディングが比較的容易なため活性を維持しやすく、また、スタンダードな大腸菌や酵母による増幅が可能な事から生産にも向きます。
VHH抗体の特徴
✓12~15kDa程度の低分子量体で、IgG抗体(約150kDa)や一本鎖抗体scFV(約25kDa)と比較すると非常に小さい
✓リフォールディングが比較的容易であり、耐熱性・耐酸性に優れるなど環境条件に強い
✓大腸菌などのスタンダードな宿主を使った大量調整が可能である
✓多様性に富んだ抗原結合部位(パラトープ)の構造を形成する
VHH抗体への期待
・検査,診断薬
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・バイオマーカー
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□VHHスクリーニングサービス パッケージ
試験パッケージについて
試験パッケージ内容
【STEP1】
1.抗原の提供 |
ビオチン修飾した抗原(100μg以上)のご提供をお願いします。 ビオチン付加に関しては別途オプションにて対応が可能です。 |
2.バイオパニング | 抗原を固定化、VHH提示ファージ合成ライブラリを用いてバイオパニングを行います。 |
3.結合性・特異性評価 | 得られたVHH抗体(提示ファージ)と抗原とのDirect ELISAによる結合性評価を行います。 |
※STEP1のELISA結果を納品し、STEP2に進むかを選択して頂きます。
※STEP1のELISA結果に関わらず、試験の基本料金(STEP1の費用)は発生します。
【STEP2】
1.シークエンス解析 | STEP1の結果から選択したクローンの遺伝子配列解析を行い、系統樹を作成します。 |
2.遺伝子情報の納品 | 遺伝子配列情報を納品致します。 |
※提供した遺伝子配列情報の権利については依頼者へと譲渡し、譲渡した情報については当社は一切の責任を負いかねます。